エキゾチックずかん ─ ウサギの品種と、そのなかま
にゃるき
エキゾチックアニマルは種類がたくさんいるけれど、
「品種」を問われるのはウサギとモルモットにゃ。フェレットやモモンガは「品種」ではなく
飼い方や体のつくりを聞かれるにゃ。
わん助
ウサギなら分かるよ! 耳が長くて、白くて、赤い目でしょ? ぜんぶ同じじゃないの?
にゃるき
それが
耳が垂れているウサギもいるにゃ。試験でも「
ウサギの品種はどれか」と、
猫や犬の品種名にまぜて聞かれたことがあるにゃ。ウサギの品種を知らないと、どれも同じに見えてしまうにゃ。
わん助
ロップイヤー…? 猫っぽい名前だけど、ウサギなんだ…!
キーワードは3つだけ
にゃるき
ウサギの品種名は
名前が体を説明しているにゃ。品種を丸暗記するより、
名前の部品を3つ覚えるほうが早いにゃ。
| ロップ | 垂れ耳という意味。「〜ロップ」と付いたら耳が垂れている |
| ドワーフ | 小さいという意味。ネザーランドドワーフはウサギで最小クラス |
| ジャイアント | 大きいという意味。フレミッシュジャイアントは5kgを超える |
写真と解説を見ながら特徴をつかもう。
ウサギ

ネザーランドドワーフ
小型・立ち耳
いちばん小さい品種のひとつ(1kg前後)。丸い顔と短い立ち耳。
国試メモ:「ネザーランド」=オランダ。ペットとして最も多い品種のひとつ。
ウサギ

ホーランドロップ
小型・垂れ耳
両耳が垂れるロップイヤー種の代表。体は小さくがっしり。
国試メモ:垂れ耳は外耳炎に気づきにくい。耳の中が見えにくいぶん、定期的な確認が要る。
ウサギ

ダッチ
小型・立ち耳
白と濃い色が帯のようにくっきり分かれる模様。パンダウサギとも呼ばれる。
国試メモ:模様が決め手。毛色ではなく柄の出方で覚える品種。
ウサギ

アンゴラ
長毛
全身が長毛。毛玉ができやすく、日々のブラッシングが欠かせない。
国試メモ:毛づくろいで飲み込んだ毛が消化管にたまる毛球の話につながる品種。
ウサギ

ライオンヘッド
小型
頭の周りだけたてがみのような長毛。体は短毛なので、アンゴラとは区別できる。
国試メモ:「全身が長い=アンゴラ/頭だけ=ライオンヘッド」で対にする。
ウサギ

フレミッシュジャイアント
超大型・立ち耳
ウサギで最大級(5kg以上になる)。耳も体も大きい。
国試メモ:体が重いぶん足底(そくてい)の皮膚炎が起きやすく、床材の配慮が要る。
モルモット

アメリカン
短毛
まっすぐな短毛。モルモットで最も一般的なタイプ。
モルモット

アビシニアン
短毛・つむじ
短毛だが、体のあちこちに毛の渦(ロゼット=つむじ)がある。もじゃもじゃに見えるが毛そのものは短い。
国試メモ:猫のアビシニアンと同じ名前だが別の動物。「どの動物の品種か」を先に見る。
モルモット

ペルビアン
長毛
長毛が全身を流れるように伸びる。手入れをしないと毛玉になる。
ハムスター

ゴールデンハムスター
中型(ハムスターでは大きい)
体長15cmほど。小型のジャンガリアンと比べるとはっきり大きい。シリアンハムスターとも呼ばれる。
国試メモ:なわばり意識が強く単独飼育が基本。複数で飼うとけんかになる。
ハムスター

ジャンガリアンハムスター
小型(ドワーフ)
体長8cmほどの小型種。背中に濃い線が入る。
国試メモ:小型種はゴールデンより体が小さく、保定や採血の負担が大きい。
わん助
ロップ=垂れ耳、ドワーフ=小さい、ジャイアント=大きい。名前が体を説明してるんだ! これなら初めて見る品種名でも見当がつくよ。
余力があれば、ウサギをあと3つ
| ニュージーランドホワイト | 白い毛に赤い目の中型種。実験動物としても使われる |
| レッキス | 短くて密なビロードのような毛が特徴の小〜中型種 |
| イングリッシュスポット | 白地に黒い斑点。鼻の蝶のような模様が目印 |
鳥は品種より「種類」で問われる
| セキセイインコ | いちばん飼われている小型のインコ。ろう膜(くちばしの上)の色で雌雄を見分ける |
| オカメインコ | 頭の冠羽(かんう)とほおの丸いオレンジ色の斑。セキセイより大きい |
| 文鳥 | 白いほおと赤いくちばし。インコではなくスズメに近い仲間(フィンチ) |
| コザクラインコ | 顔が桃色。ラブバードと呼ばれる仲間 |
1問チャレンジ
写真の動物の品種として最も適切なのはどれか。
- 1. ネザーランドドワーフ
- 2. ホーランドロップ
- 3. ライオンヘッド
- 4. ダッチ
- 5. アンゴラ
1ネザーランドドワーフ:小型だが耳は立っている。
2ホーランドロップ:これが正解。両耳が垂れている=ロップイヤー種。
3ライオンヘッド:頭の周りだけ長毛。耳は立っている。
4ダッチ:白と濃色の帯状の模様が決め手。耳は立っている。
5アンゴラ:全身が長毛におおわれる。
看護でどう活きるか
🩺 現場ではこうなる
ウサギの診察では、品種より先に耳が立っているか垂れているかを見ます。垂れ耳の子は耳の中が見えにくく、外耳炎に気づくのが遅れがちだからです。「ロップちゃんは耳の中、ときどき見せてくださいね」の一言が、そのまま予防になります。
覚え方のコツ
- 名前の部品で読む:ロップ=垂れ耳、ドワーフ=小型、ジャイアント=大型。
- 毛の生え方で2つ:全身長毛=アンゴラ、頭だけ長毛=ライオンヘッド。
- 模様で1つ:白と色がくっきり分かれる=ダッチ。
- 同じ名前が別の動物にもある:アビシニアン(猫・モルモット)、ヒマラヤン(猫にもウサギにもある品種名)、チンチラ(動物のチンチラ・猫の毛色)。まず「何の動物の話か」を確かめる。
- 「猫の品種はどれか」にロップイヤー(ウサギ)がまぎれこんだ出題がある。動物をまたぐ引っかけに注意。
にゃるき
よくできたにゃ! エキゾチックは
まずウサギの6種、余力であと3種にゃ。あとは名前の部品で読めば、初見でも戦えるにゃ。
わん助
ウサギの写真問題、もう怖くない! アプリで挑戦してくる!
※ ここに参考書のリンク枠を挿入予定
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